みなさん2×4(ツーバイフォー)とか在来工法って聞いたことありますか?
恥ずかしながら、私は賃貸併用住宅の工務店探しをするまで聞いたことありませんでした。
どちらも日本の木造住宅の建築工法です。
古くから日本の家屋に一般的に利用されてきたのが「在来工法(木造軸組構造)」になります。
2×4は別名「枠組み工法」とも呼ばれ、北欧では主流の建築工法のようです。
どちらの工法にも良い点悪い点があるようで、それぞれの特徴を押さえておくと、家づくりの参考になると思います。
①在来工法(木造軸組構造)とは
建築途中の木造住宅って見たことありますか?
柱がむき出しになっていて、まさに今から屋根や壁材をつけていく状態の家です。
イメージとしてはこんな感じです。
特徴として
・間取りの自由がききやすい
・湿気に強い
・窓を大きく取りやすい
・木材を節約できる
・大工の腕に左右されやすい
・工期が長い
などが挙げられるようです。
日本の工務店の多くがこの方法を取り入れているようなので、工務店を選ぶ際には自ずと選択肢は広がるものと思われます。
②2×4(枠組工法)とは
枠組という名前の通り、パネルを組み合わせたようなイメージです。私は今まで意識していなかったせいか、建築途中の2×4住宅を見たことがありません。
イメージとしてはこんな感じです。
特徴として
・地震に強い
・高気密高断熱である
・工期が短い
・大工の腕に左右されにくい
・音が響く
・火災に強い
などが挙げられるようです。
大手ハウスメーカーの中にも2×4をウリにしているところはあります。
私のイメージでは輸入住宅風のハウスメーカーや工務店は2×4工法を取り入れているところが多い気がします。
輸入材を用いているせいでしょうか。
(※あくまで様々な情報を基にした私の私見です。)
どちらの工法にも一長一短あるみたいです。
じゃあいったいどちらの工法が賃貸併用住宅に向いているのか?
はっきり言って私にはどちらが向いているのかわかりません。
私の場合、選んだ工務店が結果として2×4工法により建築を行っているところでした。
かなり素敵なプラン入れてもらいました。
現時点では特段デメリットは感じていません。
しかし、ネットの口コミなんかを見ると2×4の欠点である「音が響く」ことについてよく出てきます。
2×4のアパートは音が反響し、上の階の足音や話し声がよく聞こえるらしいのです。
(某大手2×4アパートメーカーの口コミです)
だからさすがに気になり、防音対策のことや2×4についてよく調べました。
防音対策の1つとして「床テックフロアー」という防音材を2階の床下に入れることにしました。費用は約75万円です(約65平米に対し)。結構高いです。しかし、この「床テックフロアー」によりかなり重量衝撃音が軽減されるようです。長きにわたって頑張ってもらわなければならない賃貸併用住宅です。ここはけちらずに見積もり入れてもらいました。
また、2×4工法をウリにした某大手ハウスメーカーのショールームの見学にも行ってきました。
確かに音はよく反響する気がします。
ただ、上の階の足音や話し声が気になるかというと…確かに気になります。しかし、2×4だからなのかって考えると、在来工法でも当然同じくらい音は聞こえてきそうな気がしました。
やはり木造住宅はマンションとは違い上の階の音が多少響くのは当然です。
木造である時点でしょうがないと思います。
あとはいかに工夫するかだと思います。
防音材を床下に入れたのはもちろんそうですし、ロフトを設置し天井高を4m近く取ったのも防音対策の1つです。同じ大きさの音だとしても天井高が高いと、多少うるささは軽減されるはずです。
あとは下の階の人のことを考えて生活することも当然必要になってくると思います。
私が好きな言葉でこんな言葉があります。
「向き不向きはあるけど結果には影響しない」
金川顕教さんという人が書いた本の中で出てきた言葉です。
「2×4と在来工法はどちらが賃貸併用住宅に向いているのか」
おそらくどちらの工法にも良い点悪い点があって、どちらが絶対に向いているということはないと思います。
その地域、土地、工務店の特色、担当者との相性etc.
考えなければならない要素はきっと他にもたくさんあって、賃貸併用住宅を建てる人がその時選んだベストな選択をすればいいんだと思います。
とにかく選んだ選択肢の中で精いっぱい考えて、成功に向けて進んでいく。
失敗したら反省し改善してもう一度挑戦する。
人生と同じですね。
いちはやカケルでした。