入居者に聞く「賃貸にあって一番嬉しい設備といえば無料インターネット」ですよね。
インターネットといえばもはや生活の一部で、情報を得たりコミュニケーションを取るのに絶対に欠かす事の出来ないものです。
私が入居者の立場だったとしても快適な無料インターネットは絶対にポイントアップです。
今どき無料Wi-Fiなんて当たり前の時代です。
じゃあ一体どれくらいのアパートやマンションが無料インターネットの設備を導入しているか調べてみると(スーモなどの一般的な賃貸募集サイトですぐに調べられます)私が賃貸併用住宅を建てる地域では約10%程度であるというのが実情です。
他の物件との差別化を図る意味でも無料インターネットを導入しない手はないですよね。
そこでいろいろと調べ始めました。
目次
インターネットにはどんな種類があるの?
基本的にはインターネット回線を引き込むには2種類の方法があるようです
- ケーブルテレビ
- 光回線
とにかく今はこの2つの方法が主流のようです。
まず2つの大きな差はとにかく速度です。
光回線の方が圧倒的に速い。
下り(ダウンロード)、ネットサーフィンしたり動画を見たりくらいでは大きな差は感じないようですが、オンラインゲームのように大容量のデータをやり取りする場合や上り(アップロード)、写真や動画の投稿にはかなりの差が出るようです。
インスタグラムやYouTubeなど写真や動画の投稿が日常になっている世の中です。1つの画像や動画がもつデータの量も今後益々増大していくことが予想されます。
快適なインターネット環境を確保するという点でまず光回線を導入する事に決めました。
光回線って何?
電気信号を光に変えて情報を伝達する光ファイバーを利用したインターネット回線の事を光回線というようです。
光を利用したインターネット回線なので高速通信が可能になるのですね。
光回線はNTTやKDDIなどの事業者が扱っており、光回線を利用してインターネットを契約するためにはプロバイダーという業者が必要になってくるようです。
そして光回線とプロバイダーを商品として扱って工事の請負と管理をしてくれるのが代理店という感じでしょうか。
本当にインターネット回線って多くの業者が絡んでいて複雑な世界です。
手探りでいろいろと調べながらどの光回線を利用するか考えていくことにしました。
よく調べると光回線って今は3種類存在していいます。
一番有名なのはフレッツ光でau光は新しく、NURO光は本当に最近出て来た光回線って感じでしょうか。CMや電気屋さんのキャンペーンでも見かけること増えました。
とにかく全ての回線をネットで検索し代理店に電話で聞いてみる事にしました。
NURO光
まず最初にNURO光について調べてみました。
おそらく一番高速なのがNUROだと思います。
下り最大2Gbpsは他の2つの光回線と比べ2倍の速さです。料金プランもほぼ変わらないかむしろ安いと思います。最近のCM見ててもカッコイイし新しい賃貸にNURO引いてあったら印象いいなと思いネットで調べた代理店に電話しました。
NUROで問題になったのがエリア確認が出来ないという事でした。まだ新しい光回線なので取り扱いエリアが狭く、新築で建てている場合は登記された後でしかエリア確認不可なのだそうです。
隣の家はオッケーでも自分の家はダメ。
そんなパターンもあるらしいのです。
登記が終わってからエリア確認だと入居者が決まった後での工事になってしまう可能性があるし、最悪の場合エリアが該当しないときには他の光回線を引かなきゃダメになるので、しぶしぶNUROはあきらめました。
au光
次にau光の代理店に聞いてみました。
すぐにエリアの確認はとれ、引き込み自体は可能でした。
しかし、3戸の集合住宅だと該当するプランがなく1戸ずつ個別に工事し、個人個人で契約しなければならないと言われてしまいました。
オーナー名義で3戸分契約したかったのでau光もあきらめました。
フレッツ光
NTTのフレッツ光は光回線の中では最も古くから存在し、光コラボなどの様々なプロバイダーが連携した割引プランも存在する光回線界の老舗って感じです。
代理店に問い合わせたところ、エリア確認もオッケーだし3戸からでも集合住宅プランでオーナー名義で引き込み可能でした!
各戸あたりの料金は月額3600円程度で非常にお得です。工事費も分割で各戸1000円程度が2年間かかるだけで初期費用も抑えることが出来ます。光コラボでプロバイダーを選べばお得な割引を受けることも出来そうです。
ようやく無料インターネットの設備投資に光が見えてきました。
しかし結果的に違う形で光回線を引き込む事にしました
集合住宅の無料インターネットの導入を専門的に扱っている業者に聞いてみたところ、1回線のみを引き込みその回線を3戸に分けるというやり方があることを知りました。各戸にLANも無線ルーターも設置してくれます。
回線を分け合ったときの速度の問題やセキュリティの問題が気になって聞いてみたのですが、3戸で分け合うくらいなら速度の問題はほぼ無いらしく、セキュリティ的にも各戸の回線が繋がらないよう管理してくれるとのことでした。1つのPCがウィルス感染したから他の戸のPCもウィルス感染するという心配は無いようです。
費用的にも1回線を引くだけなので集合住宅のプランよりも安くすみます。 おそらく経費も盛られていると思いますが、それでも3戸合わせて月額7000円と非常に安く無料インターネットを導入する事ができます。
これが大規模な集合住宅だとこうはいきません。さすがに1回線を分けるやり方では速度的に限界があると思います。
このやり方は賃貸併用住宅だからなせる技であり、非常に大きなメリットであると考えます。
しかし引き込む光回線やプロバイダーが選べないという残念な点もありました。おそらく業者が提携しているところじゃなきゃダメなのでしょう。「ソフトバンクの携帯を使っているからプロバイダーはソフトバンク光(Yahoo!BB)にしてお得な割引きを受ける」というわけにはいかないのです。
まとめ
無料インターネットの設備投資は入居者にとって快適な生活を提供する事が出来るサービスでありながら普及率は低いというのが現状です。
だから初期投資と管理費の採算さえ合えば周囲との差別化を図ることができる非常に優れたツールとなりえます。
これだけスマホが普及した世の中です。近い将来インターネット無料の賃貸なんて当たり前になるかもしれませんが、とにかく善は急げ、世の中動いた者勝ちです。
賃貸併用住宅に無料インターネットを導入する方法
もし良ければ参考にしてみて下さい。