0から始める賃貸併用住宅のつくり方

賃貸併用住宅に家族3人で暮らしています。

2×4(ツーバイフォー)は雨が降っても平気です!その理由を理論的に説明します


ネットで2×4(ツーバイフォー)について調べると


「2×4の欠点として工期中に雨が降ると床が濡れてしまいカビが生えたり腐食の原因になったりする」


そんな口コミよく見かけます。


私も現在2×4で賃貸併用住宅を建築中で、屋根ができるまで床や構造材が濡れてしまうのではないかと気になっていたところでした。


そこで工事担当者に聞いたり自分で調べたりしてみました。


その結果今は雨が降っても安心して工事をお任せしています。


2×4は雨が降っても平気です!
その理由をデータを用いて理論的に説明したいと思います。



そもそもどうして雨に弱いと言われているの?

2×4は在来工法(軸組工法)とは違い柱ではなくパネルでつくりあげていきます。


1階部分からパネルを組み合わせて棟上げしていくため、屋根ができるまではどうしても時間がかかるのです。


在来工法の場合は上棟ってその日のうちに終わり、1日で屋根ができてしまう場合が多いみたいですが、2×4の場合はどんなに早くても数日は屋根ができるまでにかかってしまうようです。


私の場合はお願いしている工務店が大手ではなく1人の大工さんが棟上げまで担当するので、屋根ができるまでに1ヶ月以上時間がかかってしまいます。


棟上げするまでに組み上げなければならない資材と工程が多く時間がかかってしまう。


その時間の分だけ雨に濡れる可能性が高い。


それが2×4が雨に弱いと言われている理由だと思います。

2×4で使われる資材は特類


2×4で用いられる資材はその品質がJAS等の検査に適合したものでなければなりません。


例えば雨が降って一番濡れやすい床や壁には構造用合板が用いられますが、その表面にはこのようなマークが印字されています。


このマークは日本農林規格(JAS)が検査した木質材料に押してあるもので、その品質を証明するものです。


このマークにより、木材の強度や品質、ホルムアルデヒドの放散量などが厳しく規定されることになります。


このマークの中で耐水性を示すものが接着の程度を表す「特類」という表示です。


特類の構造用合板は「常時湿潤状態における接着耐久性が確保されており、外壁や屋根の下地板に用いる」と定義されています。接着耐久性の評価は、促進劣化処理を施した後、接着強度や木部破断率を確かめることで行われます。特類の劣化処理は、試験片を72時間煮沸すること、または室温水中に1時間浸漬する事をはさみ、130度で2時間スチーミングすることを2度繰り返すという非常に過酷なものです。


このような厳しい検査を通過し品質の保証を受けた合板のみが2×4の床や壁の資材として利用されているのです。


自然に降る雨くらいでは全く影響を受けない事を証明しているのです。

三者住宅検査機構による検査

新築で家を建てる場合には第三者による棟上げ時の検査が義務付けられています。その際に2×4の場合には資材の含水量が19%になっている事を確認することになっています。つまり、資材がしっかりと強度を保てる適正な状態であるかを第三者が検査してくれるのです。
もし検査の際に不備があればそれは当然施工側の責任となります。

2×4に用いられる資材は雨に濡れたくらいでは問題はありませんが、十分に乾燥させなければ当然欠陥を招く可能性があります。


それを第三者がしっかりと検査してくれるのです。

住宅瑕疵担保責任保険

 新築住宅を供給する事業者は、住宅のなかでも特に重要な部分である、構造耐力上主要な部分および雨水の浸入を防止する部分の瑕疵に対する10年間の瑕疵担保責任を負っています。


瑕疵(かし)とは本来あるべき品質、状態、性能、機能などが欠陥している事です。


新築で家を建てる場合にはこの「住宅瑕疵担保責任保険」に加入する事になります。


万が一乾燥が十分に行われずに建築が進められ
、瑕疵があった場合にもきちんと保証を受けることができます。

ツーバイフォーの歴史が証明している

2×4は北米では主流の工法です。


広大な北米大陸の中には乾燥地域や湿潤地域、豪雪地域などの過酷な環境も多数存在します。


その過酷な環境から身を守る住まいとして2×4住宅は発展してきています。


雨に弱いわけないのです。


日本国内にも2×4は明治時代に伝わり、在来工法とならぶ建築工法として発展、普及してきています。


国内の有名な2×4の建築物として

など明治時代に建てられた建物が今でも残り、2×4が優れた工法である事を証明しています。

現在国内でも普及が進んでいる

在来工法と比べれば2×4工法で建築を行なっている工務店はまだまだ少ないと思います。


しかし、都道府県によっては新築される住宅の1割〜2割強が2×4により建てられています。


2×4をウリにしている大手ハウスメーカー工務店も増えてきています。


つまり、少なくはありますが相当数の家が2×4工法により建てられているのです。


阪神大震災では2×4工法により作られた住宅の96%以上が倒壊せずに無事であったという報告もあります。


高気密、高断熱で火災に強いというメリットもあります。


雨に弱いなんていう初歩的な欠陥があるなら、2×4がこれだけ普及するなんて事あり得ないですよね。

まとめ

2×4は雨に弱いのではありません。


雨に濡れる事が想定されるため、適切な資材や検査や工程が必要であるという事なのです。


それは2×4だけではなく在来工法だって同じですよね。


どんな工法であれ、適切なステップを踏まなければ大きな欠陥に繋がるのです。


早く2×4で建てた家に住むのが楽しみです!




 

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