住宅会社旭化成ホームズの調査によると親との同居や隣居を検討したことがある人は5割超である事が明らかになったそうです。
調査によると、親との同居や隣居を検討したことがある子世帯は51.1%。一方、同様の検討をした親世帯は28.7%に過ぎなかった。「子どもから話があれば検討する」との声は多く、親は子どもの出方を待っているとみられる。
「家の将来を子どもと話したい」と回答した親世帯は71.2%。「実家について親やきょうだいと話したい」と答えた子世帯も63.2%に上り、親子ともに、家の相続や売却、リフォームへの関心は高かった。ただ、実際に「家の将来を子どもと話した」との回答は42.5%にとどまっており、正面から話しにくいテーマと言えそうだ。総務省の統計によると、全国の空き家は20年間で448万戸から820万戸へと1.8倍に増加している。帰省の際には、実家の扱いを話し合う機会も増えそうだ。
調査は7月24~26日に、都市部を中心に50~70代の親600人と、世帯を持つ30~60代の子1600人の男女計2200人を対象にインターネットで行われた。
親との同居の問題は私にとっても人ごとではない重要な問題です。
私の親は離れて地方で暮らしているため、親との同居は将来的に考えなくてはならない選択肢の一つだと思っています。
私の親は今はまだ自分のことは一人でやれている状態ですが、その状態はいつまで続くかは分かりません。
健康はいつまでも大丈夫なんて保証されていないんですから。
金銭的な面で考えても、いずれ年金だけでは余裕を持った暮らしは出来なくなっていきます。家の老築化も進んでおり、今の家を出る必要が出てくるのもそう遠くない将来かもしれません。
超高齢化社会を迎えていくこれからの日本において、自分達の生活と親の生活のバランスをどう取っていくかって、皆が考えていかなければならない全国民共通の問題だと思うんです。
この問題を解決する方法の一つが同居です。
一つの家に親と子世帯が同居するのであれば、一番近くで親の面倒が見れるし、金銭的にもとても安く済みます。
ただし、やはり同居となると様々な問題が出てくるのは目に見えて分かってますよね。
そもそも家って同居が前提で作られてないんで、人が1人増えただけで構造的に無理が生じてきます。
プライベート空間がなくなってしまったり、水回りを共有しなければならなかったりして、お互いに我慢が必要になってきてしまいます。
ましてや自分から見れば親かもしれませんが、配偶者側から見ればある意味他人です。自分の親でさえストレスに感じることは多いのに、配偶者側からしたらそのストレスは計り知れないものだと思います。
親側からしたって我慢した生活なんてしたくないですよね。
だから、同居は考えているけどしたくないという家庭は本当に多いみたいです。
「それならいっそ二世帯住宅を建ててしまえばいいのでは?」
そう思っても二世帯住宅は建築費が高くつので、普通の人には手の届かない存在です。また同居が必要なくなったらせっかく建てたとしてもそれこそ不要な存在になってしまいます。
二世帯住宅って売却しようにも難しい事が多いみたいです。
将来の親との同居や介護の事を考えると本当に頭が痛い。
そう思いながら悩みに悩んで、私は賃貸併用住宅を新築で建てるという選択肢を選びました。
賃貸併用住宅であれば、将来の親との同居を想定した間取りで家をつくることができるので、プライベート空間や水回りの問題で悩む必要はありません。
同居が必要ない時期は賃貸として貸し出し、家賃収入を得る事が出来るので資産形成にも繋がります。
私は現在賃貸併用住宅を新築で建て、家族3人で暮らしています。まだ親との同居の必要はないので、賃貸2室を貸し出し家賃収入を得ています。
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親との同居は賃貸併用住宅ならうまくいくと思いますよ。
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