先日新築ワンルームマンションのセミナー(個別面談)に参加してきました。
約2時間にわたって新築ワンルームマンション投資について話を聞いてきましたが、率直な感想として
新築ワンルームはやっぱり儲からないなと思いました。
具体的に提示を受けた内容としては
23区内の新築ワンルームマンション
25平米
駅徒歩3分
販売価格 2700万円
想定家賃 9万円
ローンの金利2%
月々のローンの支払い 9万円
管理・修繕費 1万円
月々のキャッシュフロー マイナス1万円
「えっ」
一瞬耳を疑ってしまいました。
提案された物件のキャッシュフローはマイナスからのスタートだったんです。
担当者の言い分としては
・そのマイナスの1万円は保険として考える。
・団信はとても優れた生命保険である。
・35年後には家賃収入だけが得られる。
・マンションの価値は下がらないので、売却すればキャピタルゲインを得られる。
・不動産投資はすぐに儲かるものではなく、長期で考えなければならない。
・確定申告により所得税の還付や住民税を下げる事ができる。
こんな感じでした。
これが新築ワンルームマンション投資の現実なんですね。
ちなみにこの提案には、固定資産税や家賃、入居率の低下は含まれていません。
一度もキャッシュフローが黒字にならない物件を抱え続けて、35年間我慢し続けてようやく家賃収入が得られるようになる。
やっぱり新築ワンルームマンションは買っちゃダメだなと思いました。
もちろん人によってはハマる人もいると思います。
確かに生命保険としての役割や節税効果を考えれば、現金を毎月1万円ずつ貯金していくよりははるかにマシです。
都心の25平米くらいの駅近マンションなら需要も高く、35年後も資産価値は大きくは下がらないと思います。
長期に渡った安定した緩やかな資産形成という意味であれば、新築ワンルームマンションは人によっては意味があるのかなと思っています。
けど、少なくともインカムゲインで安定収入を得たいと思っている私のビジョンには合わないとはっきり分かりました。
百聞は一見に如かず
初めてマンション投資のセミナーに参加して分かった事がたくさんありました。
融資がうまく引けない今はたくさん勉強して、自力をつけたいと思います。
本もたくさん読んでセミナーに参加して、常にアンテナを張り世の中に敏感になり、チャンスがあればすぐに動き出せるように備えたいと思います。