いちはやカケルです。
私は現在、賃貸併用住宅に家族3人で住んでいます。賃貸併用住宅はマイホームに住みながら家賃収入を得られる事が魅力的だし、節税効果や節約効果も大きく、実際に住んでみて非常にたくさんのメリットを感じています。
詳細はこちらの記事も合わせてご覧ください。
最近はブログへのアクセスも増えてきており、情報発信する内容に対してとても責任があるなと感じ始めています。
賃貸併用住宅は必ずしもいいことばかりじゃないですよ。
今回の記事では、私が賃貸併用住宅に実際に住んでみて感じるリスクや問題点について書きたいと思います。
目次
- 常に入居者の事を気にして生活しなければならない
- 入居者とのトラブル
- 空室が出れば大きなローン負担になる
- 金利上昇と家賃の低下のリスクがある
- いずれ修繕の必要性が出てくる
- 35年間リスクやトラブルに対して付き合っていかなければならない
- まとめ
常に入居者の事を気にして生活しなければならない
まずとにかく大きな問題は、賃貸併用住宅に住んでいる限り、常に入居者の事を気にして生活しなければならないという事です。
私が住む賃貸併用住宅は1階に2室の賃貸を設けてあります。
入居者の退去は賃貸併用住宅を運営するうえで死活問題です。だから特に音の面でなるべく1階の入居者の方に迷惑にならないよう、常に気をつけて生活しています。
これってかなりのストレスなんです。
子供を思いっきり解放できない
我が家には3歳の遊び盛りの息子がいます。
日中は入居者の方はいない場合が多いので、あまり気にしてませんが、夜の時間は激しい遊びや床をドンドン走らせたりはさせないようにしています。
時には、下の方の迷惑になるからと厳しく叱ってしまう事もあります。
子供を思いっきり解放させてやれない
子供の教育的な面から考えて、1つ大きなデメリットになってしまってるなと思っています。
もちろんこれは賃貸併用住宅に住む前からある程度分かっている事だったので、土地選びやプランニングの段階からかなり周到に準備はしました。
子供を思いっきり遊ばせてやりたかったので、すぐ隣に大きな広場がある土地を選んで建築をしました。
家のすぐそばに広場を用意する事で、子供の遊び場に関する問題は解決しようと試みました。
また、我が家にはこんな大型のロフトがあるので、夜にどうしても騒ぎたい時はロフトで騒がせるようにしています。
それでも、防音効果の高いマンションや戸建てに比べたら、どうしても子供に我慢させる場面は増えてしまっていると思います。
夜にパーティーはできない
マイホームを持ったら友達をたくさん呼んで夜遅くまで盛り上がりたい!
そんな事は賃貸併用住宅ではできません。
これって女性からみたときにかなり大きなデメリットになってしまうのかなと思います。
友人、ママ友、家族、親戚etc.
女性ってこういう繋がりが多いので、家に招き入れる機会もどうしても多いんですよね。
時間や周囲を気にせず、ゲストの方に気兼ねなく過ごしてもらう。そういう場に賃貸併用住宅は向いていません。
マイホームの憧れの一つを我慢する必要がどうしてもでてきてしまうと思います。
マイホームなのに賃貸に住んでいる感覚
賃貸併用住宅ってマイホームでありながら、集合住宅でもあるので、ある意味賃貸に住んでいるような感覚なんです。
自分の持ち家なんだから遠慮なんかしたくない。
そういう意識の方にとっては賃貸併用住宅は向いてないと思います。
賃貸併用住宅はアパートを建ててその1室に自ら住む
そんな感覚に近いのかもしれません。
入居者とのトラブル
賃貸併用住宅の場合、入居者の方と同じ一つの集合住宅で生活する事になるので、入居者の方とのトラブルの問題が常につきまといます。
生活リズムが不規則で夜に生活音が聞こえてきたり、ゴミを全然捨てなかったり、家賃を支払わなかったりetc.
入居者とのトラブルを抱えている大家さんって本当に多いみたいです。
私の場合、幸い今は良識的な入居者の方に住んでもらえて、特に問題に感じている事は何もありませんが、入居者が変わればこの先どうなるかは分かりません。
入居者とのトラブルは賃貸併用住宅の場合切っても切り離せない問題なのです。
空室が出れば大きなローン負担になる
空室は賃貸併用住宅の最大のリスクの1つです。
賃貸併用住宅は普通にマイホームを持つだけよりも大きな借り入れをする事になります。空室が出てしまえば家賃収入を得るどころか、ローンの負担が大きくなり家計を圧迫する事になります。
収入を得るために建てた賃貸併用住宅なのに、逆に大きな重荷になってしまう可能性があるんです。
金利上昇と家賃の低下のリスクがある
現在は史上空前の低金利状態です。今後金利が下がる事は考えにくいと思います。賃貸併用住宅は借入額が大きい分、金利が上がると月々の返済額も大きく上昇します。
例えば私の場合、5500万円、金利1.15%、35年間の条件で借り入れ、月々約15万9千円の返済を行なっています。
これが金利2%まで上昇したとすると、月々の返済額は18万2千円まで跳ね上がる事になります。
その差は約2万3千円です。これが長期にわたって続いたとすればものすごく大きな負担ですよね。
また、家賃の低下も避けられない問題です。基本的には新築時をMAXに家賃は下がり続けます。金利上昇と同時進行で家賃の低下も発生すれば、返済の負担は更に大きくなるんです。
最悪の場合、自己破産に追い込まれる可能性も出てきてしまう事になります。
いずれ修繕の必要性が出てくる
家は年々古くなっていきます。新築から10年くらいは問題ないかもしれませんが、いずれ水回り、床、外壁等の大きな修繕が発生する事になります。大きな出費は覚悟しなければなりません。
また、入退去に伴った細かな修繕やクリーニングの問題も常につきまといます。
35年間リスクやトラブルに対して付き合っていかなければならない
入居者とのトラブルや空室問題、金利上昇や修繕等、様々なリスクや問題に対し賃貸併用住宅の場合長きに渡って付き合っていかなければなりません。
基本的には賃貸経営を続けていく限りこの問題は永遠に続くことになります。
賃貸併用住宅を建てるためには、それ相応の覚悟が必要になってくるという事でしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、私が実際に賃貸併用住宅に住んでみて感じているリスクや問題点について素直に正直に書いてみました。
賃貸併用住宅はいいことばかりじゃない
という事がお分かりいただけたと思います。
ただし、リスクや問題点に対し、賃貸併用住宅には大きなメリットや魅力があるのもまた事実です。
あらゆる物事には表と裏の側面がある
この事をよく考えて選択していく事が重要かなと思っています。
皆さんのマイホーム計画や資産形成に何か少しでもプラスになれば幸いです。