0から始める賃貸併用住宅のつくり方

賃貸併用住宅に家族3人で暮らしています。

どんな賃貸併用住宅を建てればいいのか、マーケティングの観点から考えてみた

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どんな賃貸併用住宅を建てればいいのか?

 

賃貸併用住宅を建てるために一番大事になってくる部分だと思います。

 

重要なポイントはたくさんあると思うんですが、今回の記事ではマーケティングという観点から考えていきたいと思います。

 

目次

 

入居者から見た価値を考える

 

考えるべきは、入居者の方から見た価値です。

 

なぜその家に住みたいと思うのか?

どんな生活を望んでいるのか?

いくらなら住みたいと思うのか?

どうしてアパートやマンションではなく、賃貸併用住宅に住みたいと思うのか?

 

そこに落とし込んで考えていけば、どんな賃貸併用住宅を建てればいいのかが少しずつ見えていきます。

 

長きにわたって賃貸併用住宅を成功させるためには、単に周囲との比較や相場で決めるだけでは不十分だと思います。

 

業者や管理会社の言いなりになっていたら、周りと同じ、特徴のないありふれた物件が出来上がります。

 

マーケティングという観点で、入居者の価値を最重視していきましょう。

 

提供するのは家ではなく快適な生活である

入居者の方はただ家に住みたいわけではありません。

 

家に住んで快適な生活を過ごしたいんです。

 

つまり、提供するのは家ではなく、家に住んだ結果得られる快適な生活なんです。

 

この快適な生活をできる限りイメージし、プランとして落とし込んでいく事が重要になります。

 

それは何も難しいことではありません。

 

自分ならどんな快適な生活を送りたいか、どんな家なら嬉しいか、自分に置き換えて考えてみれば自ずと入居者の気持ちは分かるはずです。

 

あなた自身の経験を大切にしてみてください。

 

ターゲットを明確にする

賃貸併用住宅の賃貸に住むのは一人だけです。

 

賃貸併用住宅は多くの場合、小規模なものになるので、万人受けする物件を作る必要はありません。

 

年齢、性別、家族構成、年収、趣味嗜好等によってもつくるべき部屋のイメージは変わってきます。

 

どんな入居者を想定するか。

 

ここを必ず明確化するようにしてください。

 

オーナーの意向を最大限に反映する

現在、アパートの建設ラッシュや少子化の影響もあり、賃貸は有り余っている状態です。

 

なんの特徴もない物件では、新築であっても周囲に埋もれます。

 

絶対に強い個性が必要です。

 

そこにはオーナーの意向を最大限反映するべきです。

 

賃貸併用住宅は、入居者の方とオーナーが、必ず同じ建物内で生活することになります。

 

それを嫌がる人はターゲットにする必要はありません。

 

逆に、オーナーが一緒に住んでいるから安心する。

 

そういった方を対象にするべきなんです。

 

物件にオーナー色をしっかり出しましょう。

 

そこに惹かれて入居してくれる人であれば、入居後の生活はお互い楽になります。

 

周囲に負けない快適な生活ができる部屋で、趣味嗜好が合う大家さんが一緒に住んでいる物件であれば、入居者の方から見たメリットはとても大きくなります。

 

長きにわたって入居してくれる確率も高くなるでしょう。

 

感情が動かなければ人はお金を払わない

人は感情が動かない限り、例え1円であってもお金は払いません。

 

あなた自身に置き換えて考えてみてください。

 

あなたはどんな時にものを買いますか?

 

絶対にまず感情が動くはずなんです。

 

カッコいい、かわいい、素敵、寒い、のどが渇いた、面倒くさい、リラックスしたい、時間がもったいない…

 

感情が動いた後で、お金を払うかどうか理屈で考えます。

 

理屈で考えるというよりは、お金を払うことに理屈づけるんです。

 

この商品に対して、この金額ならオッケーだなと。

 

部屋も同じです。

 

その部屋に一歩足を踏み入れた瞬間

「きれい!」

「広い!」

「高い!」

「おしゃれ!」

「素敵!」

「何これ!」

入居者の方の感情を動かす何かが必要なんです。

 

 

ちなみに私がつくった賃貸併用住宅の賃貸はこんな感じです。

 

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入居者の方は即決まりました。

 

入居者の方の感情が動いて始めて、今度は実際にお金を払うかどうかの選択になっていくのです。

 

差別化すべきは密着軸

よく売れる商品は3つの差別化軸のいずれかが優れています。

 

①価格軸

②商品軸

③密着軸

 

のいずれかです。

 

分かりやすく洋服に例えてみると、ユニクロやGuなんかは価格軸に優れており、大衆向けで、誰もが気軽に購入する事が可能です。

プラダGUCCIなどの高級ブランドは商品軸に優れており、一定以上の富裕層に対してよく売れます。

ノースフェイスやコロンビアなどの商品は、密着軸に優れており、着心地や機能性を重視する顧客に対してよく売れます。

 

よく売れる商品というのは、必ず3つの差別化軸のいずれかが、突出して優れているんです。

 

これを賃貸に落とし込むと、ローコストなアパートは価格軸、設備に優れ、高級感のあるマンションは商品軸に分類される事になります。

 

じゃあ賃貸併用住宅はどうなるかというと、差別化を測っていくためには、密着軸が優れている必要が出てくるんです。

 

入居者のニーズをきちんと理解し、間取り、建材、設備、水回り、全体の雰囲気などが、入居者にとってかゆいところに手が届くような存在である必要があるんです。

 

ここで注意すべきなのは、全ての軸を差別化することは絶対にできないし、3つの軸のいずれも手を抜いてはいけないという事です。

 

マーケティングの観点で考えれば、賃貸併用住宅を成功させるためには、全体のバランスも大切にしながら、密着軸をしっかり差別化していく必要があるのです。

 

最後に

今回の記事ではマーケティングの観点から賃貸併用住宅について考えてみました。

 

とにかく大事なのは入居者の方から見た価値です。

 

是非あなたのケースに落とし込んで考えてみてください。

 

参考図書

ドリルを売るには穴を売れ

ドリルを売るには穴を売れ

 

※今回の記事ではこちらの本を参考にさせていただきました。