「マイホームは結婚して子供ができて、頭金が貯まって生活が落ち着いてから買いなさい」
誰が言い始めたのか分かりませんが、私たちの頭の中に定説のように刻まれている、マイホームに対する考え方です。
けれど
この考え方は、あくまでマイホームに対する見方の一つです。
私は34歳の時にマイホームを建てましたが、実際に建ててみて感じていることは
「もっと早く建てればよかった」
ということです。
なんなら、「20代独身のうちにマイホームを買ってしまえばよかった」、とすら思っているくらいです。
マイホームを取得するのは若ければ若いほどメリットが大きいんです。
今回の記事では「マイホームは20代独身で買ってしまえばメリットが大きすぎる件について」具体的な例をあげて説明していきたいと思います。
目次
- 住宅ローンは超優良ローン
- 住宅ローン減税により所得税の還付を受けられる
- 生命保険としての役割も大きい
- 年をとると借りられないリスクが出てくる
- 家賃を払い続けるのはもったいない
- 早く買えば買うほどローンの支払いも早く終わる
- 20代独身であれば1LDK~2LDKで十分
- フラット35で借りておけばいつでも貸し出せる
- 早く始めれば始めるほど成功も早い
住宅ローンは超優良ローン
住宅ローンは住宅を担保にするため、低金利で長期間借り入れることができる超優良ローンです。
ある程度の勤続年数と年収があり、健康状態が良好であれば、だれでも融資を受けることが可能です。
住宅購入者のほとんどが住宅ローンを利用しており、カードローンなどの借金と比較したら、比べ物にならないくらい安心なローンです。
また、現在は歴史的な低金利の状態が続いており、住宅ローンを借りるなら、まさに今しかないみたいな状態です。
つまり、住宅ローンなら若いうちから借りても安心なんです。
住宅ローン減税により所得税の還付を受けられる
住宅ローンの場合、年末残高の1%を所得税と住民税から還付することが可能です(最大で40万円)。
※2019年10月の増税後に購入した場合には優遇措置があります。
住宅ローンを借りるだけで節税効果が生まれます。
マイホームを取得した場合、固定資産税などの税金の支払い義務が発生しますが、この住宅ローン減税により相殺することが可能です。
生命保険としての役割も大きい
住宅ローンを借りる際には、基本的に団体信用生命保険に加入することになります。
これにより、もし自分の身に何かがあった際には住宅ローンの支払いが免除され、家族や親に持ち家だけを残してやることができます。
へたな生命保険より、よっぽど効果は大きいといえます。
住宅ローンを借りる代わりに、生命保険は解約し、節約することも可能になるんです。
年をとると借りられないリスクが出てくる
倒産、リストラ、病気、転職等、年をとればとるほど住宅ローンは借りられないリスクが出てきてしまいます。
「頭金が貯まって、生活が落ち着くまであと3年くらいかかるから、マイホームは3年後に考えよう」
そんなこと考えてる間に体壊したらおしまいですよ。
住宅ローンは借りることができるなら、若いうちに借りてしまった方がいいんです。
家賃を払い続けるのはもったいない
マイホームを買うまでは、賃貸暮らしになると思います。
家賃が6万円だと仮定すると、25歳でマイホームを買った人と、35歳でマイホームを買った人とでは家賃の支払い額に720万円の差が出てきてしまうことになります。
どうせいつかマイホームを持つのであれば、家賃分を早くからローンの支払いに充ててしまった方が絶対に得ですよね。
早く買えば買うほどローンの支払いも早く終わる
あたりまえの話ですが、何歳でマイホームを購入したとしても支払う金額は同じです。
だったら早く買ってしまった方が、結局ローンの支払いも早く終わります。
ローンの支払いさえ終わってしまえば、住居費の負担はほとんどなくなります。
要は最初に苦労するか、最後に苦労するかっていう話なんです。
20代独身であれば1LDK~2LDKで十分
20代独身であれば、購入するマイホームは1LDK ~2LDKのもので十分すぎるくらい快適です。
1LDK ~2LDKのマンションであれば、格安価格で手に入ります。
月々の住宅ローンの支払いは5万円以下に抑えることも十分可能でしょう。
これが、結婚してから購入するとなると、基本3LDK以上の間取りは必須です。
奥さんのこと、子供のことって考えていくと、「2LDKで十分だね」、とは絶対になりません。
しかし、結婚前に最初から2LDKのマンションを持っていたとすれば、結婚相手も、「せっかく持ち家があるんだからそこで暮らそう」という考えになるはずです。
2LDKの間取りで、子供2人は十分平気ですよ!
もし手狭に感じるようになってくれば、そのマンションは貸し出してしまい、家賃収入を得ながら、新たに住宅ローンを組んでマイホームを購入すればいいんです。
もうそのころには、1戸目の住宅ローンの支払いのほとんどが終わっているはずなので、住宅ローンはもう1本借りることができますよ。
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フラット35で借りておけばいつでも貸し出せる
若い独身の間にマイホームを購入してしまうと、「ずっとそこで暮らさなければならなくなるのではないか」と心配する方もいると思います。
それも大丈夫です。
あらかじめフラット35で住宅ローンを組んでおけば、難しい手続きなしに賃貸に出すことが可能です。
詳細はこちらの記事も合わせてご覧ください。
新たな環境に移りたい場合には、それまでに住んでいた家を賃貸として貸し出し、自らは家賃収入を得ながら、移住することが可能です。
これって要は不動産投資ですよね。
若いうちにマイホームを購入してしまえば、不動産投資による資産形成を始めることも簡単にできてしまうんです。
早く始めれば始めるほど成功も早い
何事も早く始めれば始めるほど成功も早いっていうことなんです。
リスクも当然あるかもしれません。
けれど、若ければ若いほど失敗から立ち直ることもたやすくなります。
これが50代になってからの失敗では、簡単に軌道修正することはできません。
「マイホームは20代独身で買ってしまえばメリットが大きすぎる件について」
早くマイホームを買っておけば良かったなと、今結構後悔してます。
20代独身の方で、資産形成に興味がある方は是非参考にしてみてください!
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